These Happy Golden Years !

"この楽しき日々" 北海道での暮らし、趣味の漫画・アニメ・旅行、そして息子のこと

電通過労死のニュースを見ると心が痛い

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↑紅葉が美しい北海道では珍しい石庭。

 

最近、電通過労死関連のニュースをよく見ます。

どっかの大学教授が

「100時間で自殺するなんて情けない」

みたいなことを言ってバッシングされたり、

実はパワハラも結構あったんじゃないか、という報道があったり。

 

私は10年ちょい、東京でかなりハードに働いていました。

結婚して北海道に来る前の1年を思い出してみるに、

朝9:00に出社して、夜0:00過ぎに帰るなんて普通でしたし

土日どちらかは必ず出社していました。

残業時間は平均して月150時間くらいだったと思います。

 

ただ、私の場合は、「意義を感じる150時間」でした。

給与に成果が反映される仕組みもしっかりしていましたし、

上司や顧客からの褒め言葉もちゃんとありました。

なので、若かったのもありますが、150時間以上残業しても

体力的には厳しかったけれども、充実していました。

 

この自殺した女性の記事を見ると、

一生懸命休日に作った資料を罵倒されボツにされたり

「女子力がなさすぎ」と嫌味を言われたりと

人権無視のパワハラを連日されていたようで、

普通に会社に行くのも辛い状況だったように思えます。

しかも新人。その上100時間以上の残業。

想像するだけで胸が締め付けられそうです。

 

多分、「情けない」と暴言を吐いた大学教授は

ぬるい環境で自分の好きな仕事をメインにやってこれたので

想像力がないんでしょうね。

無神経を通り越して、人としての資質すら疑われます。

 

なくなったり壊れたものはもう元には戻らないけれど

ご本人がホッと安心して天国に行けるような結果になることを祈っています。