These Happy Golden Years !

"この楽しき日々" 北海道での暮らし、趣味の漫画・アニメ・旅行、そして息子のこと

今頃になって「君の名は」にメチャ感動した件(あらすじネタバレあり)

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昨夜、映画「君の名は」が地上波放送しました。

この映画は2016年8月に公開された作品で、

原作が別にあるのかと思っていたんですが、

原作も脚本も新海監督らしいです。

 

声優に神木隆之介を起用したり、

作中の歌をRADWIMPSが全面担当したり

公開前から話題性がある作品ではあったんですが、

公開後、あっという間に認知度がUP。

映画も主題歌等も大大大ヒットしました。

 

公開中、見ようかなあ、とも思ったのですが、

何となく見そびれて、約1年半。

とうとう地上波初放送となったため、

何となく見たのですが、最後まで釘付になってました。(笑)

 

いやー、面白かった。

こんなに面白かったら全世界でヒットするわ。

 

※以下ネタバレあらすじ含む考察

 

ストーリーは、岐阜県飛騨市の山奥にある

糸守町に鎮座する「宮水神社」の血筋に代々伝わる

"入れ替わり"という特殊能力?によって

宮水神社の長女の三葉と、東京の高校生・瀧の魂が

入れ替わってしまう・・・というもの。

 

宮水神社には、収穫祭と思しき祭りで

巫女が舞を舞いながら「口咬み酒」を作る伝統がある。

また、時間とその交差を表す「組み紐」を作り、

それを伝える伝統もある。

 

恐らくだが、この宮水神社は

"入れ替わり"ができる一族が町を守るために作った神社ではないかと想像する。

この"入れ替わり"能力は、血を引くものの思春期に必ず現れるもののようで、

主人公三葉も、母の二葉も、祖母の一葉も経験しており、小学生である妹の四葉はまだ経験していない。

 

で、今回の三葉の代。

水星直撃による糸守町の壊滅、という大災害が起こることなり、

この一族の血が、"入れ替わり"の能力をフルに生かして、町を救った、ということだろう。

 

宮水神社のご神体が1200年前のクレーター内にある

岩の洞窟にあること、壁画に水星が描かれていること、

三葉と瀧の生きた時代に3年間のずれがあること

などを考えると、もしかすると過去の宮水家の人間が

水星落下の時代の人間と"入れ替わり"を行って

町の壊滅を知り、それをどうにかするために

様々なツール(ご神体を水星爆発範囲外に置く、など)を

整備していたのかもしれない。

 

この辺は、スピンアウト小説を見ればある程度分かるらしい。

 

で、本題へ。

複数回の入れ替わりを通じて、

2人の主人公、三葉と瀧はお互いに惹かれあうが

入れ替わり後の記憶は、時間が経てば経つほど曖昧になり、

お互いの名前も存在も忘れてしまうほどになる。

 

時を越えて協力しあい、水星直撃から

町の壊滅を救った2人。

 

しかし、悲しいかな。

入れ替わりから時間が経てば経つほどお互いを忘れ、

5年後には、2人はお互いのことをすっかり忘れてしまう。

でも、心のどこかで、いつも誰かを探している感覚に囚われており、

5年間ずっと忘れてしまっているハズの相手を

広い東京で探し続けている。

 

で、東京の新宿あたりで奇跡的な再開を果たし、

「君の名前は?」とお互いに聞くところで物語は終了する。

 

神隠しとか魂魄分離とか、

日本の不思議昔話を現代風にアレンジした感じで

最後まで実に面白く見ることができました。

 

出会えた2人が今後どうするのだろうと想像すると、

実は3歳年上で、立派に働いてそうな三葉と

就職活動苦戦中の瀧だから、きっと尻にしかれて

仲良くケンカするんだろうな、と思ってみたり。

なんていうか、登場人物がみんな爽やかで高感度が高かった!

 

あと、絵も景色も何もかも爽やかでした。

田舎の景色も、都会の景色も、とてもキレイで、

見ていて心が洗われるような気がしました。

 

うーん、柄にもなく聖地巡礼とかしたいぞ!

 

ちなみに、聖地は東京都と飛騨地方。

湖のモデルは長野県の諏訪湖ですね。

どこも近くに住んでいたり、旅行で訪れたり

行ったことがある場所ではありますが、

今行ったらメッチャ感動しそう。

 

今年の春くらいに、息子を連れて巡ってみようかな?

私は楽しいかもしれないけど、息子には迷惑かもしれないけど。(笑)